受講生の皆さんへ
呼吸器外科サマースクール事務局代表
長崎大学腫瘍外科
永安 武
医学部生、研修医の皆さん、今年も呼吸器外科サマースクールの季節がやってきました。
この企画は、呼吸器外科に興味のある医学部生、卒後臨床研修医を対象に呼吸器外科の手術手技を思う存分体験してもらおうというものです。
手術シミュレーターを用いた基礎的な手技習得のベーシックコースから、動物の摘出臓器を用いた縫合、剥離、吻合手技コース、さらには実際の臨床と同様に麻酔管理下に生体動物の手術を体験するアドバンスコースなど、それぞれのレベルに応じた体験が可能となっています。
少人数グループに分かれて体験する各コースでは呼吸器外科専門医の資格をもつインストラクターが常に傍らで懇切丁寧に教えてくれますので、例え一人で参加しても呼吸器外科手術手技を十分に体験することができるのです。
例年、プログラム第1日目の最後に開催されます手技コンテストは大変な盛り上がりを見せます。その後の懇親会では、受講生同志やインストラクターの先生方と一緒に料理やお酒を酌み交わしながら、友好を深め大いに語り合ってもらいたいと思います。
これまでのアンケートから事前に手技や解剖などを予習しておきたいとの声が多数ありましたので、今年から受講者およびインストラクターの方々が事前にHP上から講習テキストがダウンロードできるようにしています。また、ビデオ映像も閲覧可能ですので、是非ご利用ください。
勿論、最初からぶっつけ本番で参加する受講者の方も全く問題ありません。
呼吸器外科に興味のある方は勿論、なんとなく外科に興味がある方、その他の進路に迷っている方も、とにかくサマースクールに来て、呼吸器外科の手術手技を是非体験してみてください。
インストラクターの皆さんへ
呼吸器外科サマースクール事務局代表
長崎大学腫瘍外科
永安 武
この度は「呼吸器外科サマースクール2015」のインストラクターをお引き受けいただき誠にありがとうございます。このサマースクールは医学生、研修医を対象に呼吸器外科の面白さを伝え、呼吸器外科を目指す若い医師を一人でも増やそうという目的で開催されます。 毎年インストラクターを公募とし、志の高い先生に、いろいろな病院から参加していただいております。ただ、予算、場所等に限りがございますので、30名ほどの先生にお願いすることになります。また、女性呼吸器外科医も重要な役割を担いますので、バランスよくお願いするつもりでおります。 みなさまの熱心な勧誘のおかげで、受講生の人気は非常に高く、毎年応募締め切り前に満席となり、キャンセル待ちとせざるを得ない状況です。今年も多くの応募が予想されますので、インストラクターの先生には、違う施設から参加の受講生のインストラクターをお願いすることもございます。日本の呼吸器外科全体での発展のためですので、組み合わせに関しては、ご容赦いただければ幸いです。 今回も大筋で昨年と同様のプログラムを企画しておりますが、参加者の意見を元にいくつかの変更点を加えております。また、予習用として、プログラム、ブタの解剖の解説書、手技のビデオなどを事前にホームページ上にアップ予定にしておりますので、初めて参加されるインストラクターの先生方の参考になれば幸いです。 受講者には、できるだけ多くの実習時間を割り当てるように努力して参ります。1日目終了後には懇親会も準備していますので、将来の呼吸器外科医や同世代の志を共にする仲間とともに、より深いお話をしていただければと思います。 夏休みの貴重な2日間を費やしていただくインストラクターの方々には、心より感謝申し上げます。 将来の呼吸器外科の発展のためにどうかご協力をよろしくお願いいたします。