本年も昨年に引き続き、長崎大学腫瘍外科が主催させていただきました。2015年7月11~12日の2日間にわたり、神戸医療機器開発センター(MEDDEC)、 ニチイ学館神戸ポートアイランドセンターにおいて開催いたしました。短い応募期間にもかかわらず、定員100名に対して、昨年を上回る125名の応募があり、一部の受講生はお断りさせていただきました。今回5回目を迎える、本スクールへの関心の高さが窺われ、インストラクターならびに各施設に浸透し、恒例のイベントへと成長しつつあると感じられました。
参加者は、100名(ベーシックコース40名、アドバンスコース60名)を選別させていただき、最終的には、直前のキャンセル4名を除く96名にて開催いたしました。昨年のよいところはそのままに、すこし時間を持て余すような場面には、さらなる工夫を施しました。また、奥村理事長をはじめとした、ボランティアで全国から集った39名のインストラクターに受講生を熱心に指導していただき、受講生もそれに応えるように真剣に取り組む姿勢が印象的でした。昨年同様、初日は19:45までアニマルラボ、ティッシュラボに励み、2日目は朝から胸腔鏡手術のドライラボを行いました。今年は、胸腔鏡の道具をもちいた、折り紙(ハート型)折りとビーズ入れを行い、実習の最後に行われるコンテストに向けて、インストラクターも含めて、真剣に取り組む姿に感動いたしました。インストラクターよりも優秀な受講生もかなりみられ、将来が非常に楽しみです。コンテストの優秀者には、長崎名産の賞品が渡され、長崎のアピールも兼ねさせていただきました。懇親会では、インストラクターや同世代の研修医、学生と楽しく情報交換を行い、深夜まで交流を深めることができ、インストラクター、受講生どちらにとっても有意義な時間であったと思います。この呼吸器外科サマースクールを通じて呼吸器外科医を志す若者が一人でも増えてくれることを願います。
開催にあたり、ご協力いただいた関係者の皆様には深く感謝申し上げます。
呼吸器外科サマースクール2015
代表 永安 武
事務局 松本桂太郎