胸腔鏡安全技術認定制度においてご協力いただいた患者さんへ

胸腔鏡安全技術認定制度は、呼吸器外科手術を今以上に安全に施行するために呼吸器外科医の技術向上に寄与し、手術の安全性を向上させるための研究、教育に貢献できる制度です。 ご署名頂いたご承諾書にございますように、本学会は、各施設の呼吸器外科医が患者さんに施行させていただいた手術ビデオおよび年齢、性別、病名、既往症、術式、手術日、手術にかかった時間、出血量、合併症の有無、ドレーンの留置期間の情報を、本学会は、患者さん自身を特定できない状態で頂いております。
これらの情報を用いて研究(学会員による独自の研究および米国企業である手術手技評価会社(C-SATS™ https://www.csats.com/validation)に委託する研究等)、教育を推進するのにあたって、患者さんのご承諾を取り消したい御意向がございましたら、受診されておられる施設の呼吸器外科医に申し出ていただけましたら、ただちに対応致します。

研究への参加辞退をご希望の場合

本研究に関して新たに患者さんに行っていただくことはありませんし、費用もかかりません。本研究の内容や研究結果等について質問等がありましたら受診されておられる施設の呼吸器外科医まで問い合わせください。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて了承いただけない場合には研究対象としませんので、受診されておられる施設の呼吸器外科医まで申し出ください。本研究は、研究代表機関である岐阜大学大学院医学系研究科医学研究等倫理審査委員会において一括審査、承認され、研究科長・病院長の許可を得ております。各共同研究機関においても研究機関の長の許可を得ております。また、この研究への参加をお断りになった場合にも、将来にわたって受診されておられる施設における診療・治療において不利益を被ることはありませんので、ご安心ください。

研究から生じる知的財産権の帰属と利益相反

研究者及び共同研究機関に帰属し、研究対象者には生じません。研究の結果の解釈および結果の解釈に影響を及ぼすような「起こりえる利益相反」は存在しません。

日本呼吸器外科学会
理事長 吉野一郎
胸腔鏡安全技術認定制度部会
部会長 岩田 尚

掲載:2023年1月24日